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12月, 2007の投稿を表示しています

作家と骨組

これは分かりきっていたことではあるが重要なこと。
映画にも、演劇にもあてはまること。そして、もちろん音楽にも。
それは、戯曲・シナリオ・スコアが、良いものであることが、その上演の基礎になることで、いい上演にしたいのなら、基本の骨組である戯曲をいいものにするのが早道であること。

どれほどの労力を作家・作曲家の書く骨組に費やしても、無駄になることはない。
いいシナリオがいい作品を作れないことはあっても、いい作品は必ずいいシナリオによる。
今回の『お夏清十郎』は、やはり戯曲の力が大きい。はじめからそれは分ってはいたが、出演者・スタッフ・お客様・そして演出のぼくも含めて、すべて真山青果のこの戯曲に頼るところが多かった。この戯曲を綿密に自分たちのものにすることで、あとは作家の力でぐいぐいひっぱっていってくれる。

稽古過程の最初と最後は作家の腕にかかっている。
それだからこそ、橋本忍・小國英雄・黒澤明は旅館に缶詰となり、シナリオを作るのに血のにじむような努力をする。真山青果は取りつかれたように歴史劇を書き綴る。

すべて作家の詩心にかかっているとしても過言ではない。
単純に作家の書いたことを実行することほど難しいことではあるが、最終的にはそこに辿り着かなければならない。ひどく遠回りしながらも、作家の書く単純な行動が、人の胸を打つ。

伊丹万作の『国士無双』といったシナリオや、「シナリオ時評」ほかの随筆を読んでいる。
改めて思う。作家の作品を吟味しているこの時期こそ、極度の神経と明確な把握が必要なのだ。ここを間違ってはならない。それによって行き先も変わるのだから。

こうしてみると休まる日などないのだな。仕方ない。自分の選んだ道だから。

またまた年末に思うこと

昨日も似たようなことを書いたが、この時期は一年をふりかえる時期なのだが、振り返る一年などありはしないのが現実だ。それよりも、今後どうするか、2〜3年後どうするかが問題なのだ。
正直、初日が開けたらその後は、お客様が来てくれるか、これからどれくらい増えるか、今後の活動をどうするか、どの作品をやるか、何をこれから訴えたいかを考えるようになった。
ぼくの仕事は、初日を開けるまでで一区切り。あとは役者のセンスと団結力に任せたのだが、思うようにはいかないね。それは分かり切ったこと。自分の思い通りにはいかないものさ。それ以上を期待するのは酷かもしれない。ひとりひとり違った人間だもの。

今後どうするか?何をするのか?
まるで、恋愛の終わりのように、何もかもがあとかたもなく記憶の世界へと進んでいってしまう。満足感も、達成感も、虚無感も恋愛のようだ。
しかし、恋愛の終わりにも、今のぼくにも明日がある。明日以降のことを考えなければならないという現実的な問題が、救いとなる。
幸い、ぼくのことを心配してくれる人が多くいてくれて、数々の意見・進言が、ぼくを奮い立たせる。ぼくに対して頑張れよといえない立場の年下の人間も、勇気を与えてくれる。
動かなければならないな!

まずは、動き出すこと。口でいうのは簡単だが、取りかかることから始めなければ。ま、ここに書いているのは、エンジンをかけているようなもの。
だいたい、人に話すことによって、自分の考えがまとまっていくものだから。自分の考えをまとめるために、あえて、ぼやけた考えを、人に話してみることもあるものだから。

よし。この一年がどうのこうのより、明日以降をどう行動するかだな。
負けません。自分の甘さにも、他人の甘さにも。
よし!よし!よし!

年末に

今年も終わりそうな気配だ。
クリスマスも、年の瀬も、正月も、まるで関係ような生活を送ってきたからだろうか?もう、新しい年が来るのだね。
毎年、地味に、ひとりで、その一年の反省をしてきたが、今年は何の反省をしようかと、戸惑っているところなんだな。
来年の目標?
早起きすることかな。できるかな?

ここ2,3か月ずっと聞いていたCDがある。武満徹の映画音楽のオムニバスで鈴木大介がギターで奏でる『夢の引用』。「太平洋ひとりぼっち」や「日本の青春」が入っている。
人生そのときどきで、ある音楽にはまってしまうものだが、この三か月はまさしくそのような耽溺の状態だったと思う。もしくは、CDを取り換えるのが面倒だからか?…

年末で、いつもなら実家に早々と帰るところを、今年はまだ東京に居残っていて、そんな時期、ひとりでいる時間が多く、するべき行動も見当たらない、感傷的になってしまう時期、音楽は心を癒してくれるんだな。
早朝や深夜に聞く音楽も心地よいものだ。
こうしてみると、お昼の時期の、人間が活動的になるときには、音楽もしくは人のことばもそうだけど、聞く態勢になっていないのかもな。聞くよりやる、観るよりやる、行動する。

とはいえ、いい時間をすごしていることに変わりない。
ここ二,三日まったく家にひきこもりっぱなしで、人と話もしていないな。今日は人とあって話をしてくる。これもいい時間にしたい。

いやはや、何とも幸福な人間のように書き綴っているが、ほんとのところどうなのだかね?


お夏清十郎 終了

公演が終わりました。
ご来場まことにありがとうございました。
また、ご来場できなくても、応援してくれた皆様に感謝!
どうもありがとう。

また、このブログを書きつづる日々が来るかと思うと、楽しくもあり、逆に、演劇に忙しいくらいの日々がよいのかもと思ったりの、複雑な気持ちです。

ほんと楽しかった。
そして、いい仲間といいお客様に恵まれて、ますます躍進していきます。

また、スタートをきります。
よしっ!

お夏清十郎

公演に入りました。
今日は、その宣伝ということで。

グルッポ・テアトロ
『お夏清十郎』

12月19日(水)19時開演 終了
20日(木)19時開演 終了
21日(金)19時開演 終了
22日(土)14時開演 終了
22日(土)19時開演 終了
23日(日)14時開演 終了
23日(日)19時開演 終了
24日(祝)14時開演 終了

ぜひぜひ観にいらしてください。

場所:東演パラータ
世田谷区代田1−30−13
下北沢駅より15分

お申し込みはこのgooのわたし宛のメールか、グルッポ・テアトロのホームページをご覧ください。
お待ちしております