調べものをして文章を書く日が続いている。自分の知らないことばかりなのに、なぜかよく知っているかのように書くので、ときどきこそばゆいこともある。 それにしても、調べものをするというのは楽しいことだね。自分がまだまだ知らないことがあり、それに謙虚に取り組めるから。 外壁のことやら、巫女のことやら、塾のことやら… そういえば、ふと思いだしたのだけど、大学を卒業するときに恩師から、「君は大学院に入って研究するべきだ」と言われたな。研究の地道な努力と、積み重ねの大切さを教わった。卒業後の身の処し方が決まっていたので先生の助言には従えなかったけど。でも、今にして思うと、調べるというのも案外楽しいものだな。 今日は4回目の制作セミナーに行ってきた。ビデオを見たり、裏話を聞きながら、なんとかぼくも大きな公演を成し遂げたいと思ったな。やはり楽しんで仕事なり作業なりに取り組めるというのは素晴らしいことなのだな。 素晴らしいといえば、その制作セミナーの開催元である世田谷パブリックシアターもそうだな。正直、最近の演目は芸術監督の色と折り合いがつかなくて、ぼくは好きじゃないのだが、さまざまな取り組みには感心することが多い。 公共劇場ということもあるだろう。情報開示と積極的な社会活動は学ぶべきことが多い。その先頭を走っている劇場のひとつで応援していきたいし、ぼくもこれから何かをしたい。 今日は、講師の話に耳を傾け、家では調べものをして未知の知識に耳を傾ける。なかなか刺激的な生活ではある。車の騒音のなかで過ごしていたひと昔前とはまったく違った環境で、それなりに適応しているということか。 やるべき課題を大方済ませ、気分的にも楽なので、希望に満ち溢れた気分の夜でした。終わり。