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舞台“カズオ”に出演

「カズオ」という作品に出演することが決まった。2月の半ばに、以前お世話になった友人の招きで、出演してみないかとの話があった。話は急展開で進み、稽古の途中から参加することになったのだった。主催は“ユニット由”。「カズオ」は、永井愛が84年に執筆した劇作品。演出は、しままなぶ氏。2009年3月26日〜29日。池袋GEKIBAに於いて。

稽古に参加したのは、ある程度進んでからだった。はじめての稽古は台本の内容も把握していないなかでだったが、今ではだいぶ台本を理解できるようになった。自分が演出した作品でも途中参加の俳優には気をつかったものだった。

共演者は藤本しの、山縣よう子。藤本さんとは初顔合わせ。山縣さんは、ぼくが以前所属していた劇団の先輩だった方。山縣さんから声をかけてもらい、今回の公演に参加することになったわけだ。演出の“しま”さんとも初顔合わせ。

永井愛の「カズオ」は、女優2人がさまざまな役を演じながら話が進んでいく。時代背景は1983年あたりと推測される。永井氏の初期の代表作。氏の筆づかいはこのときから達者で、しかも、その当時の社会背景を色濃く描写しており、ふたりの役者によって演じられる人たちの喜び・悲しみ・欲望・習慣などが的確に描写されている。

今回の上演は朗読劇というかたちをとるが、台本とにらめっこするような舞台ではない。適度にうごき回りながら、人間模様を演じていく。ぼくの役は、いわゆる“ト書き”を語る人、司会進行役。少し意味合いは違うが“みのもんた”や“大沢悠里”がおこなっていることか。

役者として舞台にあがることはないと思っていたなかでの、まさかの舞台出演。苦しみながらも楽しんでいる。演劇へかかわる方法はいくらでもある。役者という、以前と同じ方向からの接し方だが、接近の仕方は変化していて、その変化も楽しんでいる。いい舞台をつくりたい。