きょうは祖母の墓参りに行ってきました。原発から25キロ離れた、計画的避難区域の村のひとつ葛尾村。山間部にある村です。地震のために多くの墓が倒れて、その後新しく作った墓にみんなで花をやりに。前にも数十回ここは訪れたことがあります。
全村民いないのですが出入りしている人はちらほら。パトロールしている村民や警察の車とすれ違うことのほうが多いくらい。
途中ネコと出会いました。餌やりに来ているボランティアや村民の話は情報に入ってきています。
葛尾村は20キロ圏内の部分も含み、またちょうど風の通り道だったのか、一部の地区は異常に線量が高いのです。
サーベイメーター持っていきました。
お墓の近く仲ノ内地区は0.5〜0.69µSv/h。
村役場のある落合地区は0.5〜0.7µSv/h。
ちなみに12月28日の線量(11時〜12時)単位はµSv/h
東京都(新宿区)0.05
水戸市 0.07
福島市 0.91
環境放射能水準調査結果(都道府県別)(平成23年12月28日(水曜日)14時00分版)
モニタリングポストでは12月28日の線量(11時〜12時)単位はµSv/h
福島市・佐原 0.32
いわき市・大久 0.27
飯館村・村役場 1.86
葛尾村・柏原 6.33
双葉町・石熊 13.77
(可搬型モニタリングポストによる福島県における空間線量率(1m高さ))PFDファイル
とりあえず道路が封鎖されて入れないところまで行くことにしました。
柏原地区といって、そこは原発から23キロ地点。
浪江町へ抜ける道路。県内に設置されているモニタリングポストでは常に2番目に高い数値です。役場からは2〜3キロしか離れていません。
福島県出身の駅伝・柏原選手が走っているちょうど同じ時間に、たまたま柏原地区へ行ったことになりますね。
そこへ視察に行く途中の山道を車で走っているときから、線量計はどんどん上昇。
役場近くの外で0.5〜0.7 µSv/h。
車内で数分間走っただけで、1.2→2.0→最終的には3.0 µSv/hまで上昇。バージョンアップじゃないんだから…
柏原地区の道路が封鎖されている分岐点で撮影。外に3〜4分ほどいましたが、値は5.5〜7.0 µSv/h。結構高い数値のようですね。
車内でまた測ると、どんどん低下、3.0から下降。数分走った村役場近くの外では0.5 µSv/h。
まとめると、
1月2日11時30分〜11時50分。
仲ノ内地区 0.5〜0.69 µSv/h。
落合地区 0.5〜0.7 µSv/h。
柏原地区 5.5〜7.0 µSv/h
ほんの数キロしか離れていない地区なのですがね。
使った線量計はMirion Technologies 社の RDS-30 放射線サーベイメーター。
ちなみに実家の庭は実家は0.1〜0.2 µSv/hで推移。堆肥の置いてある場所が数値があがるそうです。
最後にstorifyというキュレーションツールを使ってまとめてみました。
葛尾村を行く
(2012年1月2日 計画的避難区域の葛尾村にお墓参り。その模様と葛尾村について集まった情報。)
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