ジロ・デ・イタリアはメンショフ総合優勝で幕を閉じた。休息日も入れて23日間、総合優勝やステージ勝利の争いはもちろん、コースをめぐっての主催側との葛藤や、チーム内やチームを超えた人間ドラマを見ることができた。
サッカーのW杯や野球の世界大会、オリンピックなどの注目度にくらべ、自転車ロードレースが日本の大手メディアに取り上げられることは少ない。ジロの場合でも、ジロが始まった・アームストロングが落車した・メンショフ総合優勝で終わった、その3つの記事ぐらいだろうか。とりわけ2つ目の落車は話題にするのもためらわれるほど軽いものだった。
ジロはチーム競技の優勝争いが20日間以上も行われるわけで、毎日マラソンをするとか、毎日駅伝をするとかいう耐久戦なので、考えてみれば尋常でない競技だなとつくづく思う。しかもイタリア全土を順に回って開かれるので、日本でいえば、鹿児島で始まって、広島や大阪、長野や新潟も通り、最終的に東京でゴールするようなスポーツの一大イベントなのだ。
自転車ロードレース、とりわけグランツールと称される20日間以上にも及ぶレースは、それを見終わったあとの虚無感も大きなものだ。グランツールが終わるたびに旅愁をかきたてられるのは、ぼくだけではあるまい。テレビで観戦している私たちや路上で応援している観客だけでなく、選手のほうこそ疲労や緊張で今ごろボロボロの状態なのかもしれない。
選手やチーム、主催者、報道関係者などをふくめた何百人もの集団がイタリア中を旅しながらレースをする。地元の人たちが全選手を応援し、「ティフォジ」と呼ばれるファンが熱狂する。ディルーカの気迫やメンショフの雄叫びだけでなく、アシストの選手・スタッフの働きや挙動にも見るべきものが多かった。
テレビでゲスト解説をしていた片山右京さんも言っていたが、熱いものがこみあげてくるジロだった。
サッカーのW杯や野球の世界大会、オリンピックなどの注目度にくらべ、自転車ロードレースが日本の大手メディアに取り上げられることは少ない。ジロの場合でも、ジロが始まった・アームストロングが落車した・メンショフ総合優勝で終わった、その3つの記事ぐらいだろうか。とりわけ2つ目の落車は話題にするのもためらわれるほど軽いものだった。
ジロはチーム競技の優勝争いが20日間以上も行われるわけで、毎日マラソンをするとか、毎日駅伝をするとかいう耐久戦なので、考えてみれば尋常でない競技だなとつくづく思う。しかもイタリア全土を順に回って開かれるので、日本でいえば、鹿児島で始まって、広島や大阪、長野や新潟も通り、最終的に東京でゴールするようなスポーツの一大イベントなのだ。
自転車ロードレース、とりわけグランツールと称される20日間以上にも及ぶレースは、それを見終わったあとの虚無感も大きなものだ。グランツールが終わるたびに旅愁をかきたてられるのは、ぼくだけではあるまい。テレビで観戦している私たちや路上で応援している観客だけでなく、選手のほうこそ疲労や緊張で今ごろボロボロの状態なのかもしれない。
選手やチーム、主催者、報道関係者などをふくめた何百人もの集団がイタリア中を旅しながらレースをする。地元の人たちが全選手を応援し、「ティフォジ」と呼ばれるファンが熱狂する。ディルーカの気迫やメンショフの雄叫びだけでなく、アシストの選手・スタッフの働きや挙動にも見るべきものが多かった。
テレビでゲスト解説をしていた片山右京さんも言っていたが、熱いものがこみあげてくるジロだった。
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