久々にテレビドラマをじっくりと観たのだが、観られたものじゃないところはいっぱいあるにせよ、気になったところを書いていきたい。
といいながら、ドラマの題名はおぼえていなくて、幼稚園の運動会が今回のテーマだったろしく、観月ありさや佐々木蔵之助が出ていた作品。調べるのも面倒だからそのまま書きましょう。
まず、最後のクレジットで気になったのが、脚本が土田英生だということ。彼の作品は、名前が知れ出して、いろいろな劇団が上演をしだした頃から知っているのだが、今はテレビのシナリオまで手掛けているのだね。面白いんだけど、ただ面白いだけなのよね。よくできたお芝居という感じで。クスクスくすぐるんだけど、そんな刺激はすぐ飽きられるから、次々と新作をだして、趣向を凝らさなければいいけない。その意味で、売れっ子になるのは、彼にはいいことなのかもしれないね。
ドラマでの音楽の使い方も気になった。音楽の質も。どうしてこうも、芝居を邪魔するような質の弦楽曲をそのまま垂れ流しにするのかね。音の入るポイントも、役者の感情の説明であり、場面の葛藤や場面の特質をあらわすところではない。要するに、いらないところでいらない音楽が鳴っているというわけだ。
演出もおかしい。現実を見据えたというより、場の効果のために群衆を動かしている。そんなことしないだろうといような群衆の動きがありすぎる。わかりきった観念よりも、それを裏切るようなひとりひとりの人間の反応を見たいのになあ。このドラマでは赤か黒か、赤か白かの二種類の人間の典型しかみられない。脚本にも問題があるのかもしれない。
こんなに酷評するつもりはなかったのだがしてしまった。一時間もかけドラマを見たのは、ようはおもな登場人物ふたりの人間の関係がおもしろかったからで、またその二人の女優の演技がおもしろかったからで、それ以上でも何でもない。結局残るのは、スターだけだという、ドラマの習性だ。残るものがそれだけだというのは製作者としては成功なのかもしれないが、ま、ありふれた消費されるドラマだというわけだな。
といいながら、ドラマの題名はおぼえていなくて、幼稚園の運動会が今回のテーマだったろしく、観月ありさや佐々木蔵之助が出ていた作品。調べるのも面倒だからそのまま書きましょう。
まず、最後のクレジットで気になったのが、脚本が土田英生だということ。彼の作品は、名前が知れ出して、いろいろな劇団が上演をしだした頃から知っているのだが、今はテレビのシナリオまで手掛けているのだね。面白いんだけど、ただ面白いだけなのよね。よくできたお芝居という感じで。クスクスくすぐるんだけど、そんな刺激はすぐ飽きられるから、次々と新作をだして、趣向を凝らさなければいいけない。その意味で、売れっ子になるのは、彼にはいいことなのかもしれないね。
ドラマでの音楽の使い方も気になった。音楽の質も。どうしてこうも、芝居を邪魔するような質の弦楽曲をそのまま垂れ流しにするのかね。音の入るポイントも、役者の感情の説明であり、場面の葛藤や場面の特質をあらわすところではない。要するに、いらないところでいらない音楽が鳴っているというわけだ。
演出もおかしい。現実を見据えたというより、場の効果のために群衆を動かしている。そんなことしないだろうといような群衆の動きがありすぎる。わかりきった観念よりも、それを裏切るようなひとりひとりの人間の反応を見たいのになあ。このドラマでは赤か黒か、赤か白かの二種類の人間の典型しかみられない。脚本にも問題があるのかもしれない。
こんなに酷評するつもりはなかったのだがしてしまった。一時間もかけドラマを見たのは、ようはおもな登場人物ふたりの人間の関係がおもしろかったからで、またその二人の女優の演技がおもしろかったからで、それ以上でも何でもない。結局残るのは、スターだけだという、ドラマの習性だ。残るものがそれだけだというのは製作者としては成功なのかもしれないが、ま、ありふれた消費されるドラマだというわけだな。
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