喧嘩を止めに入るべきか、放っておくべきか。
少し前に、一国の大統領と首相が、国際会議のなかで内輪喧嘩をしたという記事が流れたが、はたして、仲裁をした他の国の首相はいたのだろうか。
駅の中で二人の初老の男性がもめごとをしていた。片方がもう片方の肩を押して、いまにも暴力が始まるか、いや、そこまで発展するには両人に抑制がある、とぼくは見ていた。通りがかった30代の男性が止めに入った。肩を押され危機にあった男性はそそくさと逃げて行った。肩を押した男性は仲裁に入った30代の男性に食ってかかった。なんで、関係ないお前が邪魔をするのかと。「俺が悪いのか」と仲裁男に問いかけた。仲裁男が何を言ったかは聞こえなかったが、この男性も肩押し男を説教する勢いだ。第二次紛争が始まるかと思えた。肩押し男が「お前なんか関係ない」と、仲裁男から去ろうとするが、今度は仲裁男が許さない。肩押し男が去ろうとする前に回りこみ、何か言葉を投げかけている。いざこざが繰り返された。
周りで見ている者からすると、肩押し男は暴力の匂いを匂わせたことが欠点で、仲裁男は他人の喧嘩を裁こうとしたことが欠点に思われた。お互いそこまでしなくてもよいのに、しつこく相手に食い下がる。修羅場にならなかったので、この光景は興味深いものだった。
かつて、ソ連がチェコに内政干渉した「プラハの春」への軍事介入や、アメリカ合衆国のイラク戦争(いわゆる「湾岸戦争」)の例を出すまでもなく、国家間でもこういった例が見いだせる。そして、介入する側が仲裁でなく積極的に攻撃するから、ちゃんちゃらおかしい。
猫の喧嘩を止めるのは愉快だ。ギャーギャーうるさいのを黙らせるなんて大義名分。2匹とも「なんだこいつは」という顔をして逃げて行く。喧嘩を止めるのもこんな楽しくやりたいね。あの、ビクっとした猫の反応の良さを見るのは快感である。
少し前に、一国の大統領と首相が、国際会議のなかで内輪喧嘩をしたという記事が流れたが、はたして、仲裁をした他の国の首相はいたのだろうか。
駅の中で二人の初老の男性がもめごとをしていた。片方がもう片方の肩を押して、いまにも暴力が始まるか、いや、そこまで発展するには両人に抑制がある、とぼくは見ていた。通りがかった30代の男性が止めに入った。肩を押され危機にあった男性はそそくさと逃げて行った。肩を押した男性は仲裁に入った30代の男性に食ってかかった。なんで、関係ないお前が邪魔をするのかと。「俺が悪いのか」と仲裁男に問いかけた。仲裁男が何を言ったかは聞こえなかったが、この男性も肩押し男を説教する勢いだ。第二次紛争が始まるかと思えた。肩押し男が「お前なんか関係ない」と、仲裁男から去ろうとするが、今度は仲裁男が許さない。肩押し男が去ろうとする前に回りこみ、何か言葉を投げかけている。いざこざが繰り返された。
周りで見ている者からすると、肩押し男は暴力の匂いを匂わせたことが欠点で、仲裁男は他人の喧嘩を裁こうとしたことが欠点に思われた。お互いそこまでしなくてもよいのに、しつこく相手に食い下がる。修羅場にならなかったので、この光景は興味深いものだった。
かつて、ソ連がチェコに内政干渉した「プラハの春」への軍事介入や、アメリカ合衆国のイラク戦争(いわゆる「湾岸戦争」)の例を出すまでもなく、国家間でもこういった例が見いだせる。そして、介入する側が仲裁でなく積極的に攻撃するから、ちゃんちゃらおかしい。
猫の喧嘩を止めるのは愉快だ。ギャーギャーうるさいのを黙らせるなんて大義名分。2匹とも「なんだこいつは」という顔をして逃げて行く。喧嘩を止めるのもこんな楽しくやりたいね。あの、ビクっとした猫の反応の良さを見るのは快感である。
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